何でもスモークしちゃえー

 

 
・スノーピークのコンパクトスモーカーを立川のアウトドア店で購入(2002年7月)

スモーク(燻製)は以前からやっていたが、ダンボール製の燻製器を使っていて、毎度のキャンプでも定番 になっていた。ただし 2回以上使えたためしは無い。ダンボールが燻で湿気てしまうようで、一度使ったらフニャフニャになってしまう。自作のダンボールで試した事もあったが、我が家で燻製が定番になるにつれ、ずっと使えるスモーカー はないかと探していた。
そこで目に止まったのが、このスノーピーク製のコンパクトスモーカーだ。
このサイズですからコンパクトでかさばらないし、温燻もできるし、家の中ででも使えそうなのがいい。調理器具としてのデザインもいいしね。でも決定打になったのは、インターネット上で、このコンパクトスモーカーを使ってレシピを公開している SOEN さんページとの出会いだった。
先に作るものを決めてから購入に踏み切ったんだ。

追加で購入したものは無いが、我が家にあった天ぷら用の温度計を使っている 。このスモーカーを使いこなすのはちょっと難しい。
チップは主にさくら、りんご、ヒッコリーを使い、適当にブレンドしたりしているが、その違いも未だによく分からない。^^
 
コンパクトスモーカーを使ってみた。
 

レシピが無くてもできるのが、特別な準備 もいらないチーズ、それにゆでたまご。
網が 2段になっているので、小さくても食材は 一度にかな〜り入ります。
スモークチーズは美味しかったが、ゆでたまごは今ひとつ。燻だけでは味がほとんどしないので、塩か何かで下味をつけないと酒の肴にもならない 。
始めて使ってみた感想ですが、ダンボールでやった燻製と違い、蓋を閉めると相当温度が上がります。チーズなどは蓋を閉めると見る見る溶けてしまいますので注意が必要です。(私は蓋をしないでアルミホイールを軽くかぶせて行った。)
温度調節が難しいので、温度計を付ける仕掛けが欲しいですね。といってもどうしようもないので、いづれ何かいい方法を考えたい。思い切って蓋の取っ手にでも穴を開けるかな。
そして何より掃除が大変。スモーカーについた燻は内部にこびりついて金属たわしを使わないと取れません。ダンボールの時はポイッ!って捨てるだけでしたが、掃除が面倒くさ いですね。
とりあえずチーズが美味しかったので、我が家での市民権はうまく得る事ができました。
さて、これから何を作ろうか?

ベーコンに挑戦
 
実は、コンパクトスモーカーを買うときから決めていたのが、このレシピなんです。
さらにもっと以前の話だが、ある人が事あるごとに作ってくるベーコンサンドイッチというものに、運悪くありつけないでいる。
ベーコンサンドイッチという名前を聞くだけでも生ツバがでてきそうだ。手作りベーコンってどんなもんなんだ?それじゃぁ、いっちょ自分で作ってみるか?てなノリである。
レシピそのものは、SOEN さんのホームページに紹介されているのを参考にさせていただいた。
作ってすぐ食べられるメニューではないので、準備から始めることにする。
豚バラ肉をマーケットで買ってきた。ごっつう脂肪がついてるでぇ。
黒こしょうとオールスパイス、ナツメッグをすり込んで、漬け込むことにした。ソミュール液なんか無いので食塩水で代用。卵が丁度浮かぶくらいの濃さの食塩水を作った。かなり食塩を入れたがまあ 適当で良しとしよう。
ジップロックの袋にバラ肉と食塩水を入れて冷蔵庫へ入れる。そして会社から帰って きて、毎晩それを裏返すのだ。これを 4日間続けるのだが、私は週末にしか時間が取れないので 、結局 6日間つけこむ事になってしまった。
塩抜きは、漬け込み時間が長かった分、少しだけ長めに行った。塩が抜けてしまうとおいしくないだろうと思 い、そこそこ適当にした。
肉を乾かして、さらに冷蔵庫で乾燥させて、燻製へとまいります。
今回はヒッコリーのチップを使うことにした。特に理由は無い。
ここで大変なことが分かったのだが、このコンパクトスモーカー は内部の温度が一定にできないのだ。70度から80度と言っても、蓋を閉めるとすぐに温度が上がってしまう。 時々蓋を開けたり、火加減を変えたりして、スモークしたが、大変な 1時間だった。
そして完成!!
すぐに食べても良かったのだが、ベーコンは冷えているのが良いだろうと 思い、熱を取り一晩冷蔵庫で冷やすことにした。
そしてそして、試食〜。薫の香りがたまんないねぇ〜。 切り取るしりから子供が先に取って食べちゃった。「お父さん、おいしいよ。」
そうか、よかったよかった。続いて私と奥さんが食べてみた。「なんじゃぁ こりゃ〜!」「めっちゃ辛いやん。」「えらいしょから〜い。」 大人 2人 の感想は全く違っていた。
結局始めてのベーコンは失敗に終わった。残ったベーコンは湯洗して食べてもまだ塩からい。私は 、小さく切って酒のつまみとしてチビチビといただいた。子供 達にはベーコン禁止令が出る始末。
が、子供達は私達の目を盗んで食べていた。どうして子供 達は、こんなっ塩辛い物が、おいしく思うのだろう。
ベーコンサンドイッチを食べるまでは止めらないぞ!またリベンジを やりますよ。ぜひ期待して欲しい。しかし、しょっぱぁいな〜。

お次は、スモーク ウインナー
 

ウィンナーをスモークしてみた。ウィンナーは買ってきたんじゃないよ。自分で腸詰めして作ったんだよ。
ここまでの道のりは長いが、とりあえずウィンナーの腸詰めが終わったところから ・・・。
今回は、スモーカーの温度調整を適当 にやり、あまり温度が上がらないように気をつけた。
後でボイルをするので火が完全に通って無くても大丈夫なんだ。
ウィンナーのひねってある部分だけは燻がかからないが、なかなかいい色になって いる。
温度が上がりすぎると腸から脂肪分が滲み出してくるので注意が必要だ。たぶん そうなると味も落ちると思う。
適当なところでボイルに切り替える。温燻だけで食べられるようになるには、まだまだ熟練が必要だ。( と、勝手に思ってるだけ。)
茹で上がったら、荒引きマスタードにつけて食べてください。焼いてもおいしいよ。
ウインナーは手作りに限る。添加物の入っていないのは奥さんにも受けがいい。子供にも安全だからね。
と言ってもいつも買ってきたのばかり食べている。だって、作るのは面倒くさいんだもん。

そして、バラ肉の簡単燻製
 
簡単燻製というだけあって、作ってすぐ食べられる。作り始めて からできるまでの時間は2時間くらいかなぁ〜。
こちらもマーケットで買ってきた豚バラ肉の塊を使います。
塊と言っても大きいのはなかなか売っていないので、少し細めになります。
バラ肉に塩をすり込み、黒こしょう、オールスパイス、ハーブ等、お決まりの香辛料をすり込みます。
時間をかけて寝かさないので、塩味はしっかりつけておいた方がよいです。
肉をフォークの先で刺しておくと、味がしみこみやすくなります。
タコ糸で肉をしっかりと縛り形を整えます。
後はスモーカーで燻製しますが、1時間ほどしてから肉を確認します。
くしを刺して抜いたときに肉汁が白くなっていたら、まあそれくらいでいいでしょう。 肉汁が赤かったらまだまだです。
油が程よく落ちてさっぱりと仕上がります。
熱いうちに少しだけつまみ食いします。作りたてがこれまた旨いんです。残りは熱を取って冷蔵庫で冷やしてから食べましょう。
私は、ワサビしょうゆが行けると思います。

コンパクトスモーカーの裏技
 

キャンプに持って 行き、燻製に使ってハイ終わりというのでは、ちょっともったいない。せっかく持ってきたんだから他にも使いまわしましょう。
なべの代わりにする?いえいえ。
フライパン?まさか。
油を使ったフライヤー?そうそう、そういう使い方がどこかで紹介されていたのだが....思い出せない。 夢か?
我が家ではこのスモーカーをオーブンとして使います。
コンパクトスモーカーのふたをすれば中の温度はかな 〜り上がります。
本格的なオーブンとしての使い方は試していないので分かりませんが、朝食の時にロールパンを温めてみたら、これがふっくらと仕上がって、かなり好評だったのです。
またチーズを使ったピザトーストなんかにもちゃんと使えます。
一度お試しあれ。


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