日本一の広さを誇る湖

(本当は完全な一周じゃないけどね)

   

2003年8月11日 曇り時々晴れ

 
せっかくの滋賀県(私の生まれたところ)への帰省なんだからと、琵琶湖一周を企てた。
のは何と前日!いやぁ〜いつもながらいいかげんな奴です。
こんなこともあろうとバイク一式だけは持ってきたので、足りないものを上げてみた。
その前に、インターネットで「琵琶湖一周」をキーワードにして検索してみると、先人たち
の記録がそこに残っていた。
フンフン、一周は 160Km もあるのか〜。完全なる 1周なら 200Km。右回りと左回りがあ
り、コースはほぼ平坦だ。出発時間によっては帰りは夜になるということも分わかった。
ということで足りないものはこれくらいだった。
ロード用タイヤ、チューブ、前照灯、後備灯、リュックぐらい。それ以外は一通りそろって
いた。しかし本来買わなくてもよいライト類を購入することになった。タイヤまでは手が出
ないのでブロックタイヤのままで出かけることにした。
そうそう日焼け止めも必要だ。それに行動食も。しかし入山するのとは違い、ドリンクと
食事はどこででも手に入るだろうとの考えで、ウエストバックでの軽装と決め込んだ。
 


フロントライトとリアランプは、安全の為の装備と
して必須。 特に単独ツーリングでは必需品。 

 

4時起きで家を出発。

琵琶湖に向かう道中のコンビニでおにぎりを確保。
こんな時間にも開いているのは本当に助かります。
店の前で朝食とさせていただきました。

今回のツーリングでは何度もお世話になりました。
ドリンク、おにぎり、トイレ、地図の立ち読み、
冷房にあたる、店前での食事
本当に便利ですねぇ〜。

これからも利用させていただきます。
セブンイレブン様、特にごひいきにさせていただきます。
(スペシャ日記では、特別に大写しです。)

 

自宅からおよそ 6Km ぐらいで琵琶湖までやってきます。
こんな時間でも人気はあり、釣り人が結構たくさんいるんです。


 

 

 


ここが出発地点とした「須三嶺大橋」。
三津屋、須越と土地の名を取ってい
ると思うのだが、「嶺」が分かんねぇ。
読み方も全然分かんねぇ!

 
少し明るくなり、彦根城が見えたよぉ〜と思いながら走っていたが、結局ベストショットを逃してしまった。もうほとんど見えない天守閣でゴメンナサイ。
 

 


こちらは彦根港。琵琶湖に浮かぶ
竹生島までの便がでている。
有名な外輪船ミシガンは来ないんだ
なぁ。

こちらは松原水泳場にある BAR。行った事はないが、20年前はワイキキというウインドサーフィンのプロショップがあって、足を運んだんだ。20年前のままとは思ってなかったが、どうなったんだろうね。
 

 


松原水泳場。ここは「鳥人間コンテスト」
の会場となる名所。大会前だとプラット
ホームが組み上げられていて、夏の
始まりを告げてくれる。
今年は9月6日19時から日テレ系で放送
されるらしいので見ましょうね。

彦根市から米原町へ。
磯にある記念碑。(何だかよく分からないけど、りっぱなものだ。)
 

 


長浜ドーム(らしい)です。えらいでっ
かいもんを作りましたね。

琵琶湖周遊ロードを走っていると竹島(左)と竹生島(右)が一望できるスポットにでた。このあたりには浮島(中央手前)がいくつかあります。
 

 


高月町に入って最初のトンネル。
片山隊道と記してある。しばらく琵琶
湖畔を離れます。

トンネル内は 1m未満の歩道があり、走れないことは無いがトラックが横を走り抜けるときは怖いですね。
 

 


西野薬師堂の道先案内につられて
来てみたが、早朝ゆえ観音様は拝み
ませんでした。あちこちに案内がでて
いたので、さぞ有名な観音様だと思う
のですが・・・ちょっと道を外れてしまい
ましたね。

いよいよ木之本町に入り、賤ヶ岳トンネルをくぐる。余呉湖の方にも回ってみたかったが、今回は琵琶湖一周だからパス。
 

 


このトンネルはさっきのトンネルより
歩道は広いのだが、反対側から歩道
いっぱいに電動スクーターのおばあ
ちゃんがやってきた。
もちろん私は道路側に弾き飛ばされ
ちまいました。
トラックが行き交う中、危なかったっす。

ドライブインで休憩。木之本町特産品「のんでみやんせ三献の茶」と手作り「ウインナーカレーパン」。味はそこそこだったけど、缶は錆びていたし、パンは 4日前製造の賞味期限ぎりぎりでちょっと危ないぞ!
賞味期限 4日の惣菜パンもすごいけどね。
ドライブインから琵琶湖畔の涼しいロードをしばし走る。


奥琵琶湖パークウェイに入ろうとした
ら、あいにくの崩土による通行止めの
ため、Uターン。自転車での通行状況
は不明だが、あまり時間のロスはした
くないので迂回を決断。

迂回のルートは岩熊第二トンンネルで、少々登りがありました。
トンネルを出ると下り坂がまってました。ヒュゥゥゥ〜ン!
 

 


こちらの歩道は余裕の広さで、とって
も安心。
こんな記念撮影もしていても平気です。

これで最後のはずの「奥琵琶湖トンネル」。
次回はラジオでも持ってきて聞いてみるか??
 

 


トンネルを抜けると、再び琵琶湖が
見えてきました。
台風の影響とは言え、かなりの迂回
になっちまった。

 

琵琶湖様、

私も貴方を愛してます。

この看板、あちこちで見かけました。

サイクリストのみなさん

ゴミは持ち帰りましょうね。
  

今津の湖畔道路の先に「さざなみサイクリングロード」があった。レンガを埋め尽くしたロードは走りやすい。
途中からシングルトラック?も有り、最後は登り階段になっていた。
2Km くらいだったかなぁ〜。

 



湖畔道路にたいくつしていたと
ころ、巨大風車のある道の駅を
見つけた。
しんあさひ風車村というらしい。

萩の浜の木陰で休憩。
この天気ですから海水浴客も多く、家族連れも目立っています。
そんな光景を横目で見ながら、「オレは家族サービスもしないで何やってんだ?」と自問自答した。
答えられない自分はとても疲れていた。

 


ツーリング中に見つけた変なもの
のひとつ。
高島町で発見した、BOOK をモチ
ーフにして、兵士のフィギュアをた
くさんレイアウトしています。
いったい何だったんでしょうね。

白髭神社までやってきました。
 


休憩でコンビニに寄る回数が多く
なってきた。
この暑さのせいだ。
12時を過ぎてから気温もかなり上
がっていると思う。
ペースも落ちてきた。お尻の痛み
もかなりつらくなってきた。(独り言)
 

 
登り坂をクリアしようとした時、左の路地に
雑木林の木陰を発見。ここらで少し涼んで
おかないと、この気温はちょっとヤバイ  !

疲労は回復しないが、再び炎天下の中へ
ペダルをこぎ出した。
 

遠くからも見えていた大観覧車は、今や廃墟?となっってしまったビワコタワーの建造物。実は営業してなかったんだね。
 

 


やっとのことで琵琶湖西岸部分を終了。
ここまで来るのに苦労したよ。
10時間もかかっちまった。

と言うことで、琵琶湖大橋を渡ります。自転車は歩行者扱いで無料なんだって。
もし近くに住んでたら、毎日でも渡っちゃうね。きっと。
 

 


かなり登るぞぉ〜と思わせる
アングル。

 
意外と橋のてっぺんはすぐだった。

それもそのはず 1.4Km の橋ですから。

北側では、沖ノ島、比良山、

南側では浮水堂に雄琴の街並み、

なかなか眺めはいいですぞ。
 

琵琶湖東岸のスタートは、「ワンワン王国」から始まった。
こんな施設ができていたなんて知らなかった。(どうでもいいんだけど)
 

 


なぎさ公園の松並木。
いつみてもきれいにしてあるね。

中主から近江八幡ときて、彦根まであと 26Km の標識だ。
とうとうここまで来たか〜。
でもここは長命寺や国民休暇村への分岐点でもある。
琵琶湖を眺めながらのルートはもちろん長命寺方向。でも時間はすでに 4時半過ぎだ。と言うことで、 そのまま彦根方向に進路をとった。(距離は遠いのか近いのか分かんないんだけど、沖ノ島は見られないね。)
 

 


大中(ダイナカと読みます)に差し掛か
ると、荒神山が見えた。
ちょっとだけ感動である。

もうふらふらの状態になっていたが、新海と薩摩の中間で最後の休憩。
 

 


いよいよきましたよ!この先の信号
が琵琶湖一周のゴール地点。
そう今朝出発した橋です。

 

そして、感動のゴール

2003年8月11日 17時52分、琵琶湖一周達成

感動どころか、もう涙も汗もでてきません。

ただただ痛いおケツと痛いヒザを何とかしたい。

記念撮影もしたけれど、

もう、そこに立ってもいられない。

そして、まだこれから家まで帰らないと・・・・

迎えに来てほしいと言いたいが、

そんなことが言える立場ではない。

ハンケツをサドルに乗せた状態で、

メルビンは家路につくのだった。

記 録
 

・全工程 161.08km
・平均速度 17.2Km/s
・総時間 14時間12分
・休憩 多数回
・トイレ 3回
・コンビニ 6回(内 1回は平和堂)
・ペットボトル 500ml×6本
・お茶缶 1本
・ゼリー飲料 4個
・ヨーグルト 1個
・おにぎり 2個
・パン 1個
・バナナ 1本
・ビール 0本
・携帯の充電 1回(20分)
・出会ったサイクリスト 20人以上
 (内、手を振ってくれた方 4名)
・感動 ナシ
・痛み 若干部位

以上

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送